保育内容
◎保育園の目的
児童福祉法第39条に基き日々保護者の委託を受けて保育に欠ける乳児および幼児を対象に、保育の専門家により保育を行い豊かな人間性を持った子どもを育てる事を目的とするものです。
◎保育目標
つよい子ども、やさしい子ども、かんがえる子ども、3点の調和のとれた子どもを目標にしていますが、お子さんはおとうさん、おかあさんの何気ない毎日の生活の仕方、考え方の影響を多分に受けて育ちます。
健康で明るく責任のある生活を心がけて下さい。
お子さんの成長にとって、保育園は、車の車輪のように歩んでゆくものです。
保育園がお子さんの生活のすべてにならないように家族とのふれあいを大切にしながらはぐくんで行きましょう。
◎給食について
昼食・おやつは保育園で用意します。3才未満児は、完全給食、3才以上児は副食給食です。
【食事内容】
〔0才児〕完全給食(ミルク・離乳食)
お子さんの月例や離乳の進み具合に応じて与えます。
5~6か月頃(ゴックン期)・7~8か月頃(モグモグ期)・9~11か月頃(カミカミ期)とスムーズに各自の体調を見ながら移行し完了できるように配慮します。
〔1才~2才児〕完全給食
家庭で朝食・夕食を合わせ52%の栄養量をとるものと考え、保育園では残りの48%を給食で与えます。
昼食28%、午前・午後のおやつは20%が目安です。
〔3才~5才児〕副食給食
家庭で朝食、夕食を合わせて57%の栄養量をとるものと考え、保育園では43%を給食で与えます。
昼食、副食28%、午後のおやつ15%が目安です。
乳幼児の心身の発育はめざましいものです。立派な体格も丈夫な体質も正しい食習慣もみなこの時期に基礎作りが行われます。
お子さんの発育にあわせて、質量ともに十分で、栄養のバランスの取れた献立にしています。
毎月、予定献立表を配布しますので参考にしてください。
なお、食事は玄関に展示しています。
【よい食事のマナー】
〇手洗い、うがいの励行
〇あいさつの励行
〇よく噛んで食べる
〇好き嫌いをしないように
【よい食事環境】
〇落ち着いた場所
〇食べやすい食器
〇暖かく思いやりのある食事介助
【よい食事内容】
〇適正な栄養量
〇児童の年齢発達に適応した食品の請託と調理法
【幼児の食生活と3つの基本条件】
〇べんとうばこは、アルマイト製がいたまないまないため適しています。
また、食事中はふたを重ねますので、ふたに凹凸のないものをご用意ください。
〇はし、はし入れは使いやすいものにして下さい。
〇べんとうばこ、はし、はし入れは毎日きれいに洗い、清潔にしておくよう心がけましょう。
◎食育について
当園では毎日の生活の中で自然に食育を取り入れ、子どもたちが楽しみながら食べ物に興味が持てるような取り組みを行っています。
むずかしい話を聞かせたり、見せたりするのではなく、日々の積み重ねや体験の中で培われていくものとして、わかりやすく子どもの目線にたった食育を行なっています。
家庭と園との生活リズムを整えながら、少人数づつていねいな介助を心がけ、一人一人の発達を見守り援助していきます。
■ 食と健康 ■
昼食は個人の食欲や体調に合わせて無理なく食事にむかえるよう担当の保育士が盛り付けるなどして対応しています。そしゃくが十分でない年令のクラスではスプーンで1口ずつ素材の味を確かめながら食べる事ができるよう配慮しています。 また、食中毒や虫歯の話など、紙しばいや絵本を使って衛生と体の健康にも気づかせていきます。
■ 食と人間関係 ■
お誕生会などではホールやランチルームを使って誕生児を祝い、花やテーブルクロスを用意して雰囲気作りをし、バイキング形式で全員で会食します。食事の準備や片付けも協力し、お手伝いや、かかわりを通して自信や思いやりの心を育てます。大勢で食べる食事は楽しく食欲も増進します。
■ 食と文化 ■
四季折々の行事に因んで催しや会食を計画し、季節を感じとり、日本の文化・風習にふれます。 和食の良さを見直すきっかけとなるよう献立を考えたり、うす味を基本に心がけています。スプーンやはしの使い方、マナーなど日頃から伝えていきます。
■ いのちの育ちと食 ■
春から夏にかけて野菜や果実の苗を育てます。自然の恵みの偉大さ、命の大切さ、成長の早さなどお世話しながら気づき、収穫の喜びと共に食物に興味関心が広がっていきます。見て触れて味わって本当の新鮮なおいしさを知ります。
■ 料理と食 ■
野菜の日(1日)食育の日(19日)などを利用しておやつ作りも計画しています。準備は給食室で行い、パンにのせたり、はさんだり、自分で作り楽しみ、喜びを体験し、食べる意欲も増して作ってくれた人への感謝に気づいたり、より身近に感じてくれるようになります。